クラインの壺』 NO.695 (06年10月17日号より)


  北朝鮮核実験の地政学
   
    イランを見据える米国、容北政策の中・韓


▼全会一致の制裁決議

 日本時間の15日午前2時過ぎ、国連安保理が対北朝鮮制裁決議を全会一致で可決した。9日の北朝鮮の核実験実施から1週間足らずで、これだけの内容の制裁決議が可決したことは珍しい。その意味では、北朝鮮の行動がいかに常道を逸しているかがわかろうというものだ。

 今後、二回目の核実験やミサイル再発射、核燃料棒抜き取りといった行動が確認された場合、さらに制裁強化が決議されていくことは必至である。だが、この制裁決議によって、北朝鮮経済や国民生活が窮地に追い込まれるかといえば答えは「ノ−」である。  基礎的食料などを供給先している中国と韓国が引き続き貿易を継続させるためだ。ロシアを含めこの三国が「臨検」に及ぶことは有り得ない。

また、米国が北朝鮮に対し、軍事的対峙を強めていくことも考えられない。  むしろ、6か国協議の議長国である中国の動向にゆだねながら、封じ込め政策を続けていくことになるだろう。以下本誌参照ください。
 


▼中国の本音と米国の狙い
▼北朝鮮以上の障害「イラン」



  国際金融潮流    
  
  
調整した資源国通貨“豪ドル”の行方


 実質政策金利がゼロ%近い日本の金利環境とじり安の展開が続く円相場、ごく一部の国際優良銘柄以外さえない展開が続いている東京株式市場。こうした中にあって、再び外債外貨投資が活発化している。いわゆる高金利・資源国通貨の代表とされてきた豪ドルは9月以降足踏み状態が続いている。 ここで、ひとまずザックリした分析を行い疑問に答えておこう。以下本誌参照ください。

▼冴えない展開となった豪ドル
▼インフレ圧力続き安定推移
  他、
マーケットコメントでは、NYダウ、東京株式市場